【顧客満足度の向上 Customer Satidfuction】
私は,約20年にわたり民間企業で勤務した後に弁護士になりましたが,サラリーマンだった当時の私にとって,弁護士とは,裁判所の前に店を構えてお客さんを待つという職業観を持ち,市民から遠ざかり裁判所のほうを向いている,いわゆるハードルの高い存在でした。
しかし,市民があって弁護士がいる。その逆ではないはずです。
弁護士の自治や法律事務独占は弁護士の当然の権利ではなく,それが必要かどうかは市民にとってメリットがあるか否かによってのみ判断されるべきである,と私は考えております。
「いい弁護士」とは,お客様の話にどれだけ耳を傾けているか,の一点に尽きると思います。訴訟テクニックに長けていようが,大物と言われていようが,それですべての裁判に勝てるわけではありません。
わざわざ法律事務所に足を運ぶお客様が弁護士に対して望むのは,コツコツと証拠を集め,その思いを法廷で伝えるために労力を厭わないという姿勢ではないでしょうか。
【紛争の事前予防 Preventive Law】
紛争を未然に防ぐことができれば,紛争が起こってから解決するよりも遥かに高い効果を上げることができます。
法律相談の中には,あらかじめ弁護士が間に入っていれば未然に防げた事件も少なくありません。
そのために顧問弁護士制度が存在するのですが,残念ながら日本ではまだまだ認知度が高くないのが現状です。
弁護士は地域社会でホームドクターのような役割を果たすべきであり,そのために仕事の範囲を広げて紛争を防ぎ,市民が裁判所に出向かなくてもよい世の中にしなくてはなりません。
【事件は会議室ではなく現場で起きています】
当事務所では,あたかも「家庭医」のような雰囲気を持った弁護士が気軽にお客様の相談に乗り,裁判沙汰になる前に紛争を解決するという「現場主義」を理想としています。
かかる理想を実現するべく,陽日に向かう「ひまわり」バッジに恥じない弁護士として「血の通った,信頼される司法」の構築に尽力して参ります。